設備投資に関して

設備投資は多額の資金の流出を伴い、また通常は投資した資金の回収に時間がかかります。それでも大きい利益を生み出す機会があるなら投資するのが経営者です。ただし金額が大きいだけにこれに失敗するとあっという間に資金繰りが悪化し上昇機運どころか厳しい状況に追い込まれることもあります。そうならないためには下記のポイントに基づき慎重に判断する必要があります。

「その設備投資は本当に事業の利益を増やすことに貢献するものか?」

たとえば製造業であれば工場や機械、飲食業であれば設備や備品・内装などライバルに打ち勝つため、または新規事業を推し進めるために時には経営者は勇気をもって思い切った設備投資をする決断を下す必要があります。決断の際に重要なことはその設備は本当に必要なものか、利益を生みだすものかを慎重に考えることです。例えば製造業で工場建物の建設はもとより、いくら「当社は最新の機械を使用しています」といってもこのことが取引先にとって直接の購買理由にはなりません。決して独りよがりのものではなく、実際にどのくらい効率が向上するのか、その効率向上は設備の金額に見合ったものなのかを徹底的に分析し投資に見合った成果が得られるかを何度もシュミレーションする必要があります。

「設備投資資金の調達のポイントとは」

一般的に上記を満たせば設備投資は利益を生み出す前向きな借入であるので金融機関も前向きに融資を検討してくれることでしょう。この場合はなるべく長期で借り入れを行います。その際に毎月の返済額は毎月の営業利益の範囲内であるかを確認します。この範囲であればなにか不測の事態あったとしても対応しやすいでしょう。また資金繰り上、借入金の返済期間がその設備の耐用年数と同じくらいであればなおよいでしょう。

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