銀行対策

「銀行対策に一番必要なことは何だと思いますか?」

逆の立場にたってみればよくわかります。もしあなたが取引先にお金を貸すとしたらどんな人にお金をかすでしょうか?自分の財布の中身をよく知らない人にお金を貸せますか?自分の稼ぎが先々どうなるかわからない人にお金を貸せますか?銀行も同じです。まずは社長であるあなた自身が財布の中身=会社の決算書を読めること、さらに財務内容を説明できることが必要です。

さらに近年なによりも重要視されていることは「事業性評価に基づく融資」です。つまりしっかりとしたビジョンをもって会社が経営されていること、そのビジョンに基づいて事業計画を立てていることが肝要です。

そのためには、以下の項目を記載した事業計画書を作成し、金融機関に対して説明することが必要です。

  • 経営理念・経営ビジョン
  • 事業概要・沿革・実績
  • 自社の強みや課題
  • 外部環境分析(市場・顧客のニーズ、競合の状況など)
  • 今後の経営方針
  • 具体的な行動計画等
  • 数値計画(損益計画・投資計画・資金計画等)

当事務所は皆様が銀行とスムーズなお付き合いをし、借りたいときに借りることができる決算書対策を軸に銀行融資に関する様々なサポートを提供しています。

対税務署に対する決算書、対銀行に対する決算書

皆さんも銀行は融資先を「格付け」し、ランクが高い会社ほど有利に融資がされている事実をご存知かと思います。

実は決算書には対税務署に対して税務調査などが入りにくいように税法にのっとった内容となっていることをアピールするものと対銀行に対して「格付け」アップをアピールするものがあります。通常の税理士事務所では税金対策を重要視するあまり、対銀行に対しては見栄えのよくない決算書を作成しがちです。当事務所では無理な節税は勧めておりません。いざというときにいつでも銀行から融資を引き出せる財務状態・決算書作成をめざし、そのことが結果的に会社の安定につながっていきます。節税対策と銀行対策の両方にバランスのよいご提案をする、その前提として経営者様にきちんと決算書を読みこなしていただくことが重要と考え、月次面談の際は先々を見据え、しっかりとした財務諸表の説明をすることを心がけています。